症状
HTLV-1関連脊髄症では、脊髄に慢性的な炎症とそれによる変性が生じることで両足が麻痺して歩行ができなくなり、排尿や排便の機能障害を生じます。
症状は少しずつ進行することが多く、早期段階では両足のつっぱり感や足のもつれなどが現れて転倒しやすくなり、階段の上り下りに支障をきたすようになります。そして、次第に両足の筋力低下や痙縮(固くなる)が生じて歩行が困難になります。しびれや痛み、感覚の低下などの神経症状を伴うのも特徴の1つです。
さらにこの病気では、排尿や排便の機能が低下することで、失禁、残尿感、排尿困難、頻尿、便秘などが起こります。そのほか、進行すると体温の調節などに異常が生じることがあります。
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