原因
IgA腎症は、腎臓の糸球体にあるメサンギウムという領域に、免疫グロブリンの1種であるIgAが沈着することで、糸球体に炎症が生じます。IgA腎症の患者では異常なIgA(糖鎖異常IgA)が血液中に増加していることが分かっており、この異常なIgAは糸球体に沈着しやすい特徴があります。異常なIgAが糸球体に沈着すると、糸球体の血管で炎症が起こり、たんぱく尿や血尿が生じます。
また、一部の症例は家族内に発生していることから、遺伝的な要素が発症に関わっていることも想定されています。しかし、発症に関わる特定の遺伝子は発見されておらず、研究が進められています。
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