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MRSA

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症状

MRSAを含む黄色ブドウ球菌は、健康な人の皮膚や鼻の中などに常在しています。細菌に汚染されたものに接触したり(接触感染と呼びます)、つばに含まれる細菌を接触すること(飛沫感染と呼びます)で細菌は広がります。しかし、MRSAを含む黄色ブドウ球菌は必ずしも病原性が高い訳ではなく、細菌に接触しただけでは病気になることは多くはありません。感染症を発症する場合も、伝染性痂疹や膿など、皮膚の軽度の感染症で終わることも多いです。しかし、入院患者さんをみると、免疫力が低下している、手術後で人工的なデバイスを入れている(弁置換や股関節など)、人工呼吸器管理になっているなど、感染症が重症化しやすい要素が揃っています。こうした状況においては、MRSAも多大な病原性を発揮することになり、現在、院内感染症の最も主要な原因菌のひとつとなっています。感染性心内膜炎や中枢神経感染症、尿路感染症、消化管感染症など各種臓器に症状を引き起こし得ます。 また内科系、外科系の区分のみならず、NICUを含む小児科領域でも状況は同様です。MRSA では、「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群」や「新生児TSS様発疹症」を引き起こす毒素を産生することも多いと言われています。 近年は、「市中感染型MRSA」と呼ばれるタイプのMRSAも問題になっています。これは入院とは関係なく健康なお子さんで見られるタイプのMRSAであり、主に小児の皮膚感染症を引き起こします。

そのほか、こちらの記事も参照ください。 https://medicalnote.jp/contents/160812-008-TY

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