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子どもがかかる病気と治療③ ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群/湿疹/じんましん
目次ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(ぶどうきゅうきんせいねっしょうようひふしょうこうぐん)(SSSS)湿 疹(しっしん)じんましんブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(ぶどうきゅうきんせいねっしょうようひ...
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子どもがかかる病気と治療③ ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群/湿疹/じんましん

公開日 2016 年 11 月 27 日 | 更新日 2017 年 05 月 08 日

子どもがかかる病気と治療③ ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群/湿疹/じんましん
五十嵐 隆 先生

国立成育医療研究センター理事長 日本小児科学会前会長

五十嵐 隆 [監修]

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(ぶどうきゅうきんせいねっしょうようひふしょうこうぐん)(SSSS)

黄色ブドウ球菌の出す毒素で皮膚がやけどのようにただれる病気で、6歳以下の子どもに見られます。わきの下や首筋などのこすれやすいところに出やすいという特徴があります。

黄色ブドウ球菌は、健康な子どもでも鼻や皮膚などについていて、元気なときは影響はありません。しかし抵抗力が弱っているときに増殖し、このブドウ球菌が出す毒素が血液に入り全身をめぐるために、体のいたるところで皮膚がむけてくる病気です。口の周りやこすれやすいところ(わきの下や首筋など)に出やすいですが、広い範囲の皮膚がむける場合もあり、むけた部分は痛みを伴います。普通に見える皮膚も、むけやすくなっているため、皮膚への刺激は控えめにしてください。治療は抗生物質の内服、軟膏を塗る、むけた部分をガーゼで保護するなどです。年齢が低いほど重症化しやすいため、範囲が広い場合には入院が必要です。

(京都大学大学院医学研究科 薬剤疫学教室 講師 竹内正人先生)

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湿 疹(しっしん)

湿疹は、長く続く皮膚の炎症を意味し、病名というよりは皮膚の状態です。治るまでに時間がかかることが多いのが特徴です。あせらずに根気よく治療を行うことが大切です。

湿疹とは、数日から数カ月(時にそれ以上)続く、皮膚の炎症一般を意味する用語で、病名というよりは皮膚の状態です。子どもでは、アトピー性皮膚炎やかぶれ(接触皮膚炎)、手湿疹、あるいは赤ちゃんの湿疹などが代表的な湿疹です。脂漏性湿疹のようにかゆみのない湿疹は少なく、多くの湿疹はかゆみを伴います。治療は、病気によりますが、最も多いアトピー性皮膚炎を例にとると、ステロイドで症状を改善して、保湿剤などでスキンケアを行います。また、かゆみを抑えるための飲み薬を使用することもあります。治るまでに時間がかかることも多いので、あせらずにかつ根気よく治療を続けることが大切です。

(京都大学大学院医学研究科 薬剤疫学教室 講師 竹内正人先生)

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じんましん

蚊に刺されたような盛り上がった発疹が何個も出るのが特徴で、自然に治ります。原因ははっきりしない場合が多いのですが、風邪などの体調不良がきっかけになることもあります。

蚊に刺されたように赤く盛り上がり、境い目がはっきりしていて、かゆみを伴う発疹です。多くは出始めて数時間から数日で治ります。原因がはっきりしない場合が約8割と言われています。食べ物や薬が原因である場合もありますが、この場合は食べたり飲んだりしたあと、数分から2時間以内でじんましんが見られます。血液検査では原因を見つけられないことが多いため、通常行う必要はありません。治療は、軽度であれば自然に治まるのを待てばよいでしょう。かゆみがひどいとき、じんましんが引かないときは、かゆみ止めの飲み薬(抗ヒスタミン薬)を内服します。体が温まると一時的にひどくなるため、入浴や運動は控えたほうがよいでしょう。

(京都大学大学院医学研究科 薬剤疫学教室 講師 竹内正人先生)

 

※この記事は2012年当時の情報に基づいて記載しております。

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子どもの病気ナビ(五十嵐隆先生監修)の連載記事

東京大学小児科教授、東京大学医学部附属病院副院長を経て現在は国立成育医療研究センター理事長を務める。日本小児科学会では前会長、現在は監事を務め小児腎臓病学を専門とする。これからの小児科医のあり方についても提唱を行うとともに、後進の教育や日本の小児医療をより良くするためのアウトリーチ活動にも積極的に取り組んでいる。

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