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Skin
接触皮膚炎
接触皮膚炎とは、なにかしらの物質が皮膚に接触することで引き起こされる急性の皮膚病です。接触皮膚炎を発症すると、かゆみやヒリヒリとした感覚などを示すようになります。皮膚の見た目は赤くなったり、水ぶ...
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皮膚
更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

接触皮膚炎とは、なにかしらの物質が皮膚に接触することで引き起こされる急性の皮膚病です。接触皮膚炎を発症すると、かゆみやヒリヒリとした感覚などを示すようになります。皮膚の見た目は赤くなったり、水ぶくれが生じたりという変化が現れます。

接触皮膚炎は多くの方が経験するものであり、一般的には「かぶれ」と呼ばれています。赤ちゃんならオムツかぶれ、大人なら金属かぶれ・うるしかぶれなど、原因は実にさまざまなものが考えられます。

頻度の高い接触皮膚炎ですが、治療する際は原因を見定めることが重要です。原因物質を避けることに加えて、ステロイドの軟膏を用いながら皮膚症状の沈静化も図ります。ありふれた病気であるだけに、適切な診療を受けて再発を防ぐことが重要です。

原因

接触皮膚炎はその原因によって、(1)刺激性接触皮膚炎、(2)アレルギー性接触皮膚炎、(3)光接触皮膚炎の3つに分類されています。

(1)刺激性接触皮膚炎

刺激性接触皮膚炎は、触れた物自体の毒性や刺激性が高いことから発症します。原因となる物質には、強い酸やアルカリ製品、毛虫や昆虫の毒等があります。

(2)アレルギー性接触皮膚炎

アレルギー性接触皮膚炎は、特定の物質に対して過敏反応を起こすことから生じる皮膚炎で、主にうるしや銀杏、金属などを原因として発症します。根本はアレルギーであり、過敏反応を示す方にだけ症状が出現します。

(3)光接触皮膚炎

光接触皮膚炎は、肌に付着するものが光と反応することで発症する皮膚炎です。紫外線を吸収するタイプの日焼け止めや非ステロイド系消炎鎮痛薬などが原因です。

症状

接触皮膚炎は、原因物質と接触した部分に湿疹が現れるのが特徴です。湿疹の形状は小さくて赤いぶつぶつとした点(紅斑)や皮膚が盛り上がったような形(紅色丘疹)、または水ぶくれ(水疱)などさまざまで、通常、その境界がはっきりわかります。

また、赤みを帯び、かゆみや痛みを伴うこともあります。全身に症状が現れるものもありますが、多くは身体の一部にできる限局性です。限局性の場合、普段露出している部分である頭・顔・眼の周り・口の周り・耳の周り・首・手などに多くみられます。接触皮膚炎は、原因物質にさらされるたびに何度も繰り返し起きることが特徴です。

原因物質に接触してから数十分で症状が出現することもあれば、半日ほど経過してから皮膚症状が出現することもあります。いずれにせよ、原因物質との接触と、その後の皮膚症状が現れるまでの時間を確認することが治療においても重要なポイントとなります。

検査・診断

接触皮膚炎は、症状が現れるまでの時間軸を確認し、原因物質を疑います。原因となる物質は、金属や化粧品、シャンプーなど日常生活にありふれたものが多く、正確な診断を行うため、ひいては適切な治療につなげるためにも詳細な問診は必要不可欠です。

問診を通して原因となる物質が推定された場合には、その物質を用いたパッチテストを行います。パッチテストとは原因と考えられる物質を、見た目が正常な場所(目立ちにくい背中などが)に貼って湿疹ができていないかどうかを確認するテストです。48時間後、72時間後(さらには理想としては7日後)に判定をするため、連日で病院に通う必要があります。

問診から光の関与が考えられる場合には、光接触皮膚炎が疑われます。この際には光パッチテストと呼ばれる方法がとられ、パッチテストに加え紫外線負荷を通しての皮膚症状の変化を観察します。

治療

接触皮膚炎の治療は、原因となる物質との接触を避けることが重要です。外用剤による治療を開始しても原因物質との接触を避けない限り、皮膚炎は繰り返します。さらに症状が反復するのみではなく、重症化することもあるため、原因の見極めと回避は非常に重要な視点です。

また、原因物質の回避に加えて、皮膚炎の症状が出ているときには炎症反応を抑えるためにステロイド軟膏が使用されます。目が腫れるなどの重症な場合には、軟膏では対応できないこともあり、抗ヒスタミン剤やステロイドの内服を一時的に使用することもあります。

湿疹が同じ場所で繰り返されるような状況では、接触皮膚炎を疑います。疑わしい場合には皮膚科を受診して、適切な診断及び治療を受けることが重要です。

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