症状
WPW症候群では、突然脈拍が速くなる頻脈が現れます。正常な脈拍数は1分あたり60〜100回ですが、WPW症候群では多くの場合1分あたり150回以上の頻脈が突然現れ、しばらく続いた後突然治まります。動悸や胸の不快感、違和感などを自覚し、血圧が低下してふらついたり失神したりすることもあります。さらに、長期間に渡り頻脈発作を認める場合には、心機能が低下する可能性もあります。
このほか、WPW症候群の不整脈はまれに心房細動という、重大な不整脈に進展するケースもあり、緊急の治療を要する場合もあります。
医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。