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インタビュー

公開日 : 2016 年 11 月 30 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

大人と子どもの歯列矯正−メリットや受け口の治療、矯正歯科を選ぶポイント

歯並びを治療したいと考えるとき、思い浮かぶのは歯列矯正です。しかし「何を基準に歯科を選べばいいのか」「自分の歯ならびは相当ひどいが、矯正で治るものなのか」「自分にはどの治療方法がベストなのか」「歯列矯正は子どものころにやっておくべきで、大人になった今からだと遅すぎるのではないか」など様々な疑問をお持ちの方もいるでしょう。そこで大人と子どもの矯正について、メリットや受け口の治療、矯正歯科を選ぶ際のポイントまで、香川県坂出市のこうざと矯正歯科クリニック院長 上里聡(こうざと さとし)先生にお話をうかがいました。

矯正を始める時期について - 子どもの矯正のメリット

よく「矯正は子どものうちに」と言われますが、大人になっても歯茎と歯槽さえ健康であれば矯正を行うことができます。単純に審美的に歯並びをきれいにするのであれば、いつ矯正をはじめていただいても大丈夫です。

しかし私が子どもの頃からの矯正をおすすめする理由は、審美的な問題より機能的な問題を改善することが幼少期においては重要だと考えるからです。

ちゃんと噛めるようになる!機能的な改善が大きなメリット

子どもの矯正のメリットは、「正しい歯並びでちゃんと噛める」という機能的な改善が期待できることです。

歯並びは子どもの成長に影響することをご存じでしょうか。歯並びが悪いとじゅうぶんな歯磨きができずに虫歯や歯周病になりやすいという口腔内の問題だけでなく、ストレートネックや胸椎の湾曲、顔のゆがみ、発音(滑舌)と全身に影響を及ぼします。また頭痛や肩こりに悩まされ、集中力が保てない原因になることもあります。

全身に影響するということからも、歯並びを治して幼少期から正しく噛めるようになることは子どもの発達にとても重要です。

矯正は子どものときにすれば一生きれいな歯並びを保てる?

子どものころに矯正をしていったんきれいな歯並びを手に入れても、その後の生活習慣や口腔環境の悪化によって歯並びが元に戻る(後戻り)ことがあります。そうならないためには、頬づえをつかないなど正しい姿勢の維持に努める、再度歯並びが悪くなるまえに親知らずを抜いておく、定期的に歯科でチェックしてもらう、などが大切です。

大人と子どもの受け口の矯正治療

受け口

子どもの受け口は骨の成長を利用して手術なしで治療可能

子どもの受け口は、骨の成長を利用しながら矯正することができます。そのためほとんどの場合は外科手術をともなわず、お子さんの負担が少ない点が特徴です。矯正装置を使って上あごの大きさを広げる拡大装置(かくだいそうち)、ゴムで牽引して上あごを出す顎間(がくかん)ゴムやフェイスマスクによる矯正によって、あごを正常な大きさや位置にすることで受け口を治療します。

将来受け口になりそうかは、専門歯科医が見ればわかる

親御さんからしてみると、子どもが将来受け口になるのは嫌だけど、そもそも受け口になるかもわからないのに矯正するのはどうか。受け口になってから矯正していいのではないかと思われるかもしれません。下記に述べるように大人になってからも受け口の矯正は可能です。しかし、子どものうちに治療しておくほうがずっと簡単です。

気になる親御さんは、放置せず、まず矯正歯科医に相談してみることをおすすめします。

大人の受け口は時に外科治療も行いながら矯正

大人の受け口の方の治療は、子どものように骨の成長を利用しての治療はできませんが、外科矯正によって改善することができます。受け口の治療の前にはまずあごの骨の大きさを確認します。下あごが大きい、上あごが小さいという場合は外科手術で骨の大きさを調整し、きれいな歯並びに必要なスペースを作ります。

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