東日本大震災をきっかけに発足したJRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)。JRATは、関東・東北豪雨災害、熊本地震災害をはじめとして、災害のフェーズに合わせたリハビリテーション支援を実施しています。JRATの活動や発足の経緯について、代表を務める栗原正紀先生にお話を伺います。
詳しくは慢性期.comのページをご覧ください。
JRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)では、災害のフェーズに合わせたリハビリテーション支援を実施しています。
平時から参加団体が相互に連携し、各地域において住民と共に災害に立ち向かえるように「災害リハビリテーション支援チーム」を発足させます。大規模災害の発生時には、要配慮者*、新たな障害者、被災高齢者などが自立生活を再建できるようリハビリテーション支援を行うことを目的とします。
要配慮者・・・視覚・聴覚障害者、肢体不自由者、乳幼児、高齢者、傷病者・入院患者、妊産婦等の自力避難等の対応が困難な方、外国人・旅行者など、災害時に被害を受けやすい立場の方。
JRATには、以下のようにさまざまな職種が参入し連携をとります。
大規模災害に見舞われた地域(以下、被災地)の避難所では、災害による混乱や環境の変化により、生活が不活発になります。そのため、体の機能や認知機能の低下、呼吸・循環器疾患、深部静脈血栓症(DVT)などが起こりやすくなります。
2013年にJRATを立ち上げてからは、2015年の関東・東北豪雨災害、2016年の熊本地震災害などを中心に活動を行いました。「救命だけでなく、被災地での生活を再建する」という考え方は、地域におけるリハビリテーション医療のあり方と共通のものです。
長崎リハビリテーション病院 院長、長崎県脳卒中検討委員会 委員
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