あれるぎーせいきかんしはいあすぺるぎるすしょう

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

同義語
ABPA
最終更新日:
2024年12月19日
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2024/12/19
更新しました
2017/04/25
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原因

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、主に喘息患者が特定のカビを吸い込むことで発症します。原因の90%以上はアスペルギルス属のカビ、特にアスペルギルス・フミガートスです。

アスペルギルスは広く環境中に生息しており、通常は人に大きな健康被害をもたらしません。しかし、アスペルギルスに対してアレルギー反応を起こす方がいます。吸い込まれたカビの胞子が気道内で増殖し、気管支や肺に過敏反応を誘発することで、さまざまな呼吸器症状が現れます。まれにキノコ(スエヒロタケ)やほかの種類のカビでも同様の症状が引き起こされることがあります。

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、喘息の方に多くみられます。また、嚢胞性線維症という先天性疾患を持つ方も、この病気を発症するリスクが高いことが報告されています。嚢胞性線維症は日本人における発症頻度は高くありませんが、人種によっては頻度が高い病気です。

なお、アスペルギルスと関連した病気としては、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症以外にも、慢性肺アスペルギルス症侵襲性(しんしゅうせい)アスペルギルス症も知られています。

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