検査・診断
血液検査や画像検査(胸部単純レントゲン写真、CT)、喀痰検査などが行われます。アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、異常な影の存在が画像検査にて指摘できます。また、こうした影は時間経過と共に移動することも特徴的です。症状が類似する気管支喘息では以上のような変化がみられることはなく、両者の鑑別に有益です。
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、アスペルギルスに対してアレルギー反応を起こしていることが病気の本態です。このことを確認するために、アスペルギルスに対しての抗体が体内に存在していないか、アレルギーを思わせる好酸球やIgE抗体の増加がないかなどを血液検査で確認します。アスペルギルスの抗原を直接皮膚に接種し、どのような反応を示すかを観察することもあります。
医師の方へ
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