症状
ウエストナイル熱はウエストナイルウイルスに感染することによって発症する病気ですが、このウイルスに感染したとしても8割は何の症状も出ないとされています。
一方で、残りの2割は3~15日程度の潜伏期間を経て発熱、頭痛、筋肉痛、食欲低下などの一般的な“かぜ症状”に加え、約半数に発疹やリンパ節の腫れが現れるのが特徴です。一般的には症状は重篤ではなく1週間前後で自然に回復します。しかし、高齢者などを中心に約1%は、ウイルスが頭蓋内に侵入して髄膜炎や脳炎を発症するとされています。髄膜炎や脳炎を発症した場合は、運動麻痺、意識混濁、けいれんなどの神経症状が現れ、命を落とすケースもあるため注意が必要です。
医師の方へ
「ウエストナイル熱」を登録すると、新着の情報をお知らせします