症状
オウム病の症状は、オウム病クラミジアに感染後、1~2週間の潜伏期間*を経て現れます。症状はインフルエンザに似ており、主に38℃を超える突然の発熱や頭痛、体のだるさ、筋肉痛、関節痛などが現れます。また、咳や痰が絡む咳などの呼吸器症状もみられます。そのほか、比較的徐脈**や肝臓の障害が生じることがあります。
病気が進行すると肺炎を引き起こし、重症化した場合には呼吸困難や意識障害といった症状が現れて命に関わることもあります。
これらの症状の程度は患者によってさまざまで、軽症の場合はインフルエンザのような症状に留まることが多いものの、高齢者や妊婦、免疫力の低下した人では重症化しやすい傾向があります。
*潜伏期間:病原体が体内に入ってから症状が現れるまでの期間。
**比較的徐脈:高熱の割に脈拍数が増えない状態のこと。
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