症状

オーラルフレイルでは、物を噛んだり飲み込んだりする機能が徐々に低下します。具体的には、食べこぼし、嚥下時のわずかなむせ、噛めない食品の増加、滑舌の悪化などが生じ、結果として食欲の低下や食べられるものの種類が減少するなどの状態を引き起こすのです。

このため、オーラルフレイルの状態に陥ると、人生の大きな楽しみのひとつである“食事”への満足度が低下したり、他者との交流が円滑に行えなくなったりするため、精神面で大きなダメージを受けることも少なくありません。そして、それが活動性の低下につながり、さらなる口腔機能の低下を誘発することで、食事量の著しい低下などによって低栄養状態につながりやすいとされています。

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