治療
ニューロパチーの治療には、薬剤を用いた治療や、機能訓練、装具療法、電気刺激を利用した物理療法、血漿交換療法、手術などがあります。たとえば、歩行障害が生じているときには、歩行訓練などの機能訓練や装具療法が行われます。
血液浄化療法は、主にギラン・バレー症候群やCIPDなどによる自己免疫性ニューロパチーに対して行われます。血液浄化療法とは、病気の原因物質を含んだ血液中の液体成分(血漿)を、除去する治療を指します。
ニューロパチーの薬剤療法は、原因となっている病気に対する原因療法と、症状に対する対症療法にわけることができます。たとえば、自己免疫性ニューロパチーの場合は、副腎皮質ステロイド療法や免疫グロブリン静脈内投与療法など、自己免疫反応を抑える治療が行われます。
ニューロパチーのなかでも最も高頻度で起こっている糖尿病性ニューロパチーの場合は、原因となっている高血糖を是正するために、血糖コントロールなどが行われます。
薬剤による対症療法としては、痛みやしびれを緩和する作用を持つ抗てんかん剤や抗精神病薬など、患者さんの症状に応じた薬が処方されます。また原因や症状によっては、生活習慣の改善が必要なケースもあります。
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ニューロパチーについて
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