にゅーろぱちー

ニューロパチー

別名
末梢神経障害
最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

ニューロパチーの原因は、糖尿病や薬剤など、非常に多様です。原因となっている因子により、ニューロパチーは以下のようにわけられます。

炎症性・自己免疫性

末梢神経が自己免疫によって損なわれ、ニューロパチーが引き起こされることがあります。本来、免疫は異物から自己を守るためにはたらきます。しかし、自己免疫は自己(自分の体の末梢神経など)を誤って他者と認識し、攻撃してしまいます。ギラン・バレー症候群や慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIPD)などが、自己免疫によるニューロパチーに含まれます。これらは免疫介在性ニューロパチーとも呼ばれます。

膠原病性

全身性エリテマトーデスSLE)やシェーグレン症候群など、全身に複数の炎症が起こる膠原病(こうげんびょう)により、ニューロパチーとなることがあります。

代謝・栄養性

糖尿病性ニューロパチーは糖尿病神経障害とも呼ばれ、糖尿病の3大合併症に数えられています。また特に先進国では、あらゆるニューロパチーのなかでも最も高い頻度で起こっているといわれています。末梢神経が損なわれる理由は、高血糖が続くことで、産生されたソルビトールが神経の細胞に溜まっていくためです。特に足の末梢神経が障害されることが多くなっています。

また、ビタミンB1の欠乏もニューロパチーの原因になります。ビタミンB1の欠乏を原因として起こる歩行障害などのニューロパチーは、いわゆる脚気(かっけ)という俗称で、古くから知られています。

腫瘍性・傍腫瘍性(ぼうしゅようせい)

がんによる圧迫や、浸潤(しんじゅん)(がんが周囲の組織へと広がっていくこと)などにより、直接的に末梢神経が障害されることがあります。また、がんによる直接的な関与は認められないものの、肺小細胞がんの患者さんなどに神経症状が現れることもあります。これを傍腫瘍性神経症候群(ぼうしゅようせいしょうこうぐん)といいます。

薬剤性

一部の抗がん剤や抗てんかん剤、麻酔薬、免疫抑制剤、抗原虫剤、抗結核薬、ビタミン剤、抗不整脈薬、痛風の治療薬、嫌酒薬、抗菌薬、抗HIV薬により、ニューロパチーが起こることがあります。

中毒性

鉛やタリウムなどの金属類や、ベンジンといった化学物質などを吸収することが、原因として挙げられます。

感染性

マイコプラズマやらい菌などのウイルス・細菌に感染し炎症が起こることで、末梢神経が障害されることがあります。

遺伝性

シャルコーマリートゥース病という遺伝性の病気により、特に運動神経や感覚神経が損傷されます。

その他

サルコイドーシスアミロイドーシスなどの病気がニューロパチーを引き起こすことがあります。

実績のある医師

周辺でニューロパチーの実績がある医師

東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学系専攻 認知行動医学講座 脳神経病態学 助教

やぎ ようすけ

内科、血液内科、膠原病・リウマチ内科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科

東京都文京区湯島1丁目5-45

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