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りんぱせつけっかく

リンパ節結核

最終更新日
2018年08月24日
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2018/08/24
掲載しました。

概要

リンパ節結核とは、首や肺のリンパ節などに結核が感染した状態を指します。

首や鎖骨付近などのリンパ節などが腫れるため、体表から触れる場合もありますが、自覚できない部分が腫れることもあり、別の理由で受けた検査などで偶然見つかるケースもあります。

リンパ節結核は、リンパ節の腫れを示すことから、時にがんサルコイドーシスなど別の病気との鑑別(見わけること)が必要とされる病変です。

原因

リンパ節結核は、結核を原因として引き起こされます。結核は空気感染によって感染が成立し、多くの場合は肺に主病変を形成します。

体内に入り込んだ結核は、血流やリンパの流れなどに乗じて身体の各部位に運ばれることがあります。この際、リンパ節が結核のターゲットになることもあり、結果としてリンパ節結核が引き起こされます。

肺以外に生じる結核としては、リンパ節がもっとも多いです。感染してすぐに生じることもあれば、何年もたってから再活性化して生じる場合があります。

空気感染とは、せきやくしゃみなどの飛沫から水分が蒸発した状態で空気中に漂う、非常に軽い微粒子を吸い込むことによる感染です。

症状

リンパ節結核では、首や鎖骨付近、腋窩(えきか)(わきの下)、肺や腹部のリンパ節などが腫れます。もっとも多いのは、首に生じるものです。

首や鎖骨、腋窩の腫れであれば体表から触れることもできますが、肺や腹部の場合は腫れを自覚することはできません。そのため、別の理由で撮影されたレントゲン写真や腹部エコーなどをきっかけとして、偶発的にリンパ節の腫れを指摘されることもあります。肺結核腸結核など主な病変の周囲のリンパ節が腫大することも多いです。

リンパ節結核では、痛みを伴うことが少なく、熱もないことがあります。数週間から数か月と経過が長いのも特徴です。リンパ節のなかに(うみ)ができて、皮膚へと穴があいて体外へと排泄されることもあります。

リンパ節結核では、肺や腸などに主な結核病変があると、感染した臓器に応じた症状がでることがあります。肺であれば、咳や血痰、腸であれば、腹痛や下痢、血便などです。

検査・診断

リンパ節結核ではリンパ節が腫れて大きくなるため、場所に応じて、超音波検査、胸部単純レントゲン写真、CT検査などの画像検査が行われます。

また、リンパ節に結核が存在していることを確認するために、組織の一部を採取して病理学的な検査、培養検査、PCR検査などの方法が取られることもあります。

そのほかにも、血液検査(クォンティフェロンTbゴールドやT-spotなど)や喀痰(かくたん)検査などによって結核の感染を証明することもあります。

治療

リンパ節結核は、結核に対して効果を期待できる抗結核薬を用いて治療します。数か月に渡る治療が必要とされ、単剤ではなく複数の薬剤を組み合わせられます。

経過中には、薬の効果が充分かどうかという観点以外にも、腎機能や肝機能、視力障害、手足の感覚障害などの副作用が現れていないかを考慮することも重要です。

リンパ節結核ではリンパ節が腫れるため、ときにがんサルコイドーシスなどの病気との鑑別が必要とされます。

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