予防
ロタウイルスの主な感染経路は便や吐物による糞口感染(経口感染)です。そのため、感染者の便や吐物を処理するときには使い捨てのゴム手袋などを使用し、オムツはポリ袋などに入れてほかの物につかないようにしましょう。
便や吐物が衣類についてしまった場合には、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)を用いてつけおき消毒し、個別に洗濯しましょう。
また、手洗いの徹底も必要です。ただし、ロタウイルスはアルコール消毒が効きにくいため、流水とせっけんで30秒以上しっかりともみ洗いします。
しかし、ロタウイルスの感染力は非常に強く、このような取り組みを行っても完全に予防することが難しいものです。日本では乳児(生後8~15週未満)を対象とした2種類のワクチンが承認されているため、乳児に限ってはワクチンの接種を検討するのもよいでしょう。
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