原因
多くの場合、感染者の便に含まれるロタウイルスが口に入ることで感染します。これを糞口感染といい、口から入ったロタウイルスが小腸の粘膜まで届き、そこで感染が起こります。そしてウイルスが小腸の細胞を破壊し、その結果として胃腸炎が引き起こされます。
感染した人の便中には大量のウイルスが含まれ、その数は便1gあたり1,000億~1兆個といわれています。ロタウイルスの感染力は非常に強く、10~100個ほどのウイルスが口に入ってしまうだけで感染します。
また、感染者の唾液や嘔吐物にもウイルスが含まれているという報告もあり、唾液や嘔吐物が直接あるいは間接的に口に入ることで感染する可能性もあります。
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