症状
ロタウイルスに感染すると、平均2~4日の潜伏期間を経て、典型的には激しい下痢(しばしば白色便)と嘔吐がみられます。発熱や腹痛が生じることもよくあります。
激しい下痢のために脱水症に陥ることもあり、その場合には元気がなくなる、顔色が悪くなる、唇や口の中が乾燥する、皮膚の張りがなくなる、脈が速くなる、尿量が減るなどの症状がみられます。時に重度の脱水症や、脳症、心筋炎などの合併症を起こし死に至ることもあるため、早めの受診が大切です。
ロタウイルスはごく一般的なウイルスで、生涯のうちに何度も感染する可能性があります。初めて感染したときに症状が強く出るため、乳児の場合は特に注意が必要です。一方、大人は何度も感染を経験するため、無症状で経過することがほとんどです。
医師の方へ
「ロタウイルス感染症」を登録すると、新着の情報をお知らせします