検査・診断
下垂体神経内分泌腫瘍が疑われる場合は、主に以下のような検査を行います。
画像検査
下垂体に腫瘍があることを確認するため、画像検査(X線検査やCT検査、MRI検査など)が必要となります。CT検査やMRI検査は造影剤を用いて行われることが多く、腫瘍の大きさや位置、周囲の神経などへの影響を評価します。
内分泌学的検査
下垂体神経内分泌腫瘍はホルモン分泌異常を引き起こすことがあるため、採血を行って血中のホルモンの値を測定します。採血の結果、ホルモンの値に異常がみられる場合は、さらに負荷試験を実施します。負荷試験とは、ホルモンを分泌させたり抑制したりする効果のある薬を投与したうえで採血をして、体の中のホルモンバランスを調べる検査です。
また、ホルモン分泌障害があり指定難病の診断基準を満たす場合には、治療開始前に申請をすることで医療費助成を受けることができます。
眼科的検査
下垂体神経内分泌腫瘍は大きくなると周辺の神経を圧迫して視力や視野の異常を引き起こします。そのため、視力や視野の異常の有無を評価するための検査も行います。
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