症状
不正性器出血の症状は、月経期間や出産時の出血、出産後の悪露以外で、性器から生じる出血が特徴です。原因は多岐に渡るため、原因や患者さんの状態によって現れる症状の程度も異なります。
出血量や色は、おりものに少量の血が混ざっている程度のケースもあれば、茶色の血液がみられるケース、赤い鮮血が大量にみられるケースなども存在します。
なお、病気による不正性器出血の場合は、出血のほかにもさまざまな症状が現れます。たとえば細菌性腟炎の場合は、出血のほかにおりものが水っぽくなったり匂いが変化したり、外陰部のかゆみや痛みなどがみられることもあります。子宮筋腫では、大きさや部位により症状も異なりますが、腹部にしこりが触れるほか、筋腫が大きくなると周辺の臓器を圧迫するため、頻尿や排尿困難、便秘などがみられる場合があります。また、筋腫分娩のように、子宮口から筋腫が出て膣内にある場合、月経血が大量で、止まらないこともあります。
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