検査・診断
まずは問診を行い、出血が始まった時期や出血量、痛みなどのほか、現在服用している薬やかかっている病気、月経状況などについて確認します。加えて、尿検査を行って妊娠の有無も確認します。
妊娠の可能性がないと判断された場合は、疑われる病気に応じてさまざまな検査が行われます。
子宮頸がんなどが疑われる場合は、細胞診といって、子宮頸部や子宮体部の内側を専用のブラシなどで軽く擦って採取した細胞を顕微鏡で確認します。
炎症性疾患の疑いが強い場合は、細菌培養検査や抗原検査などを、子宮筋腫や膿瘍などが疑われる場合には、超音波検査などの画像検査が実施されます。超音波検査は妊娠中の出血においても有用で、子宮や卵巣の状況以外にも胎嚢、胎盤、胎児の状態を確認できます。
機能性出血の場合は、基礎体温を把握するほか、血液検査でホルモン値を測定することがあります。
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