症状
乳児湿疹は乳児期に見られる湿疹の総称です。そのため、症状は原因によって大きく異なります。
まず、乳児湿疹のなかでもよく見られる“乳児脂漏性湿疹”は、顔や頭皮、首などに赤い小さな湿疹が散在し、うろこ状の黄色いかさぶたやフケのような塊が皮膚に付着するのが特徴です。一般的に痛みやかゆみを伴うことは少ないとされています。しかし、皮膚に炎症が生じた部位に二次的な細菌感染などを生じると、痛みやかゆみが生じて機嫌が悪くなる、哺乳量が少なくなる、皮膚を掻きむしるといった症状が現れることも少なくありません。
また、毛穴詰まりによる“新生児ざ瘡”は顔や首、背中などに米粒大の白色や赤色の湿疹が現れます。詰まった毛穴の内部は細菌感染を起こしやすく、悪化すると湿疹が赤く腫れたり、膿が出たりすることも少なくありません。炎症が悪化すると、かゆみや痛みも強くなるため、掻きむしって炎症が広がってしまうこともよく見られます。
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