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かんぴしょう

乾皮症

別名
乾燥肌,皮脂欠乏症,皮脂減少性皮膚炎
最終更新日
2021年04月19日
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2021/04/19
更新しました
2018/07/02
掲載しました。

概要

乾皮症とは、皮膚の表面を覆う皮脂が減少することで皮膚が乾燥する病気のことです。「皮脂欠乏症」とも呼ばれ、特に中年以降の方に発症することが多いとされています。

この病気は空気が乾燥しやすい秋から冬にかけて発症・悪化することが多く、皮膚が乾燥して皮膚表面の角質が剥がれ落ちたり、ひび割れを起こしたりするだけでなく、かゆみを伴うため掻きむしると湿疹ができることも少なくありません。

乾皮症は保湿剤などを患部に塗布することで改善していくことがほとんどですが、重症の場合は湿疹を改善させるためのステロイド薬の塗り薬や、かゆみを抑えるための飲み薬などが必要になるケースもあります。そのため、重症化する前に適切な対策や治療を講じることが大切です。

原因

乾皮症は皮膚の皮脂が減少することが原因で引き起こされます。

私たちの皮膚には多くの水分が含まれていますが、その水分の蒸発を防いで皮膚に水分を保持するはたらきを持つのが皮膚表面を覆う皮脂です。そのため、皮脂が不足すると皮膚の内部の水分が蒸発して皮膚の乾燥を引き起こします。

皮脂が減少する原因として多いのは加齢による皮脂分泌機能の低下ですが、そのほかにも過剰な洗浄による皮脂の洗い流し、空気の乾燥などが挙げられます。

症状

乾皮症は皮膚の乾燥が進むことによって、皮膚表面の角質層がポロポロと剥がれ落ちたり、ひび割れといった症状が引き起こされたりします。また、皮膚のバリア機能が損なわれるため、些細な刺激に対してヒリヒリとした痛みやかゆみを伴うのも特徴の1つです。特にかゆみを伴う場合は、掻きむしることで湿疹ができたり、皮膚にできた小傷から細菌が侵入して感染症を引き起こしたりするケースも少なくありません。

発症部位は皮脂が減少すればどの部位にも起こり得ますが、手足に生じやすく、特にひざ下の部位に起こりやすいとされています。

検査・診断

乾皮症は基本的に医師が皮膚の状態を観察することで診断が下されます。

しかし、かゆみのために皮膚を掻くことで皮膚の小傷から感染症が引き起こされる場合もあり、その際には原因となる細菌や真菌などの病原体を同定するために膿などを採取して培養する検査が行われることがあります。また、アトピー性皮膚炎など皮膚の乾燥を引き起こす病気と鑑別をするために血液検査などが必要になるケースもあります。

治療

乾皮症は基本的に、患部に保湿剤を塗布して皮膚に潤いを与えることで自然に改善していきます。しかし、重症化して湿疹が生じている場合はステロイド薬の塗り薬、感染症を併発している場合は、抗菌薬や抗真菌薬の塗り薬などが必要になるケースも少なくありません。また、かゆみがひどい場合は皮膚の掻きむしりによる湿疹や感染症を防ぐために、かゆみを抑える飲み薬が必要になることがあります。

予防

乾皮症はいわゆる秋から冬にかけて起こりやすい“ドライスキン(乾燥肌)”がさらに悪化して生じる病気です。そのため発症を予防するには、皮膚の乾燥が起こりやすい時期には、小まめに保湿剤を用いて皮膚の乾燥を予防・改善するようにしましょう。

また、石鹸を用いて体を洗うことは感染症予防の面でも重要ですが、頻繁な入浴や刺激の強い石鹸による過剰な皮膚の洗浄は、必要な皮脂を洗い流してしまうことになるため避けましょう。ゴシゴシと皮膚を擦らず優しく洗い、入浴後はできるだけ早く保湿することが大切です。

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