ていおんしょうがい

低温障害

別名
全身性低体温症
最終更新日:
2020年08月31日
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2020/08/31
更新しました
2017/04/25
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症状

低体温症では、以下のような症状などがみられます。

  • ふるえ(シバリング)
  • ふるえ(シバリング)がとまる
  • 動作が遅い、ぎこちない、反応までに時間がかかる
  • 判断力の低下
  • 思考能力の低下
  • 錯乱状態
  • 意識障害

最初は激しいふるえが起き、歯がガチガチなる「シバリング」という症状があらわれます。これは体温が低下したときの防御反応です。身震いをすることで筋肉が熱を産生させようとします。

さらに体温が低下するとシバリングは止まり、上記の症状があらわれます。これらの症状はゆっくりとあらわれるため、発症に気付かないこともあります。しだいに思考能力が低下するためふらふらとさまよったり、横になって休もうとすることもあります。

凍傷では、以下のような症状などがみられます。

  • 白斑(皮膚が白っぽくなる)
  • 腫れ
  • 水疱(水ぶくれ)
  • 手足の感覚の低下
  • 湿性壊疽(しっせいえそ):患部が灰色でやわらかくなる
  • 乾性壊疽(かんせいえそ):患部が黒色に変色して硬くなる

凍傷の症状は気温(もしくは触れるもの)の温度と、さらされている時間によって変わります。浅い凍傷では患部の感覚がなくなり白っぽくなります。やや深い凍傷では腫れや水泡がみられます。より深い凍傷では手足の感覚がなくなり、冷たく硬くなります。

凍傷によって細胞が壊死すると湿性壊疽や乾性壊疽があらわれます。その場合、手足や指を切断する必要が出てくることもあります。

凍瘡では、以下のような症状などがみられます

このほかまれに皮膚の変色や水疱(水ぶくれ)があらわれることがあります。一般的にはすねや指背側(手の甲の面)にみられます。
 

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