原因
僧帽弁狭窄症は、左心房と左心室の間に存在する僧帽弁と周辺の組織が変性し、十分な開閉ができなくなることで発症する病気です。
僧帽弁狭窄症の多くは、幼少期のリウマチ熱が原因で発症します。リウマチ熱にかかると後遺症として心臓の弁の組織が変性し、発症から20年ほど経過してから僧帽弁狭窄症を引き起こすと考えられています。しかし、近年ではリウマチ熱の引き金となる溶連菌感染症に対する抗菌薬を用いた治療方法が確立しているためリウマチ熱の発症自体が減少しており、医療体制が整った国や地域では僧帽弁狭窄症の発症は少なくなっているのが現状です。
そのほか、加齢によって僧帽弁にカルシウムが沈着することによって発症するケースがあります。
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