症状
光線過敏症には、症状の特徴によっていくつかの種類があります。
日光蕁麻疹
日光を浴びてから数分程度で蕁麻疹のような大きくて赤い、かゆみを伴う発疹が現れます。
数分~数時間以内に消失することが多いですが、長期間続くこともあります。
蕁麻疹の範囲が広い場合は、頭痛や吐き気など皮膚以外の症状が現れることもあります。
光毒性光線過敏症
日光を浴びた皮膚に痛み、発赤、炎症、皮膚の変色(褐色や青灰色)などの日焼けと似た症状が現れます。
通常、日光を浴びてから数時間以内に発生し、光線過敏症の原因となる薬剤や化合物を服用したり、皮膚に塗ったりした後に起こることがあります。
光アレルギー性光線過敏症
特定の薬剤や化学物質に接触した後に日光を浴びることでアレルギー反応が起こります。
日光を浴びた後に発赤や鱗屑と呼ばれるうろこ状のくず、かゆみ、蕁麻疹に似た水疱や斑点などが現れます。
光アレルギー性光線過敏症では、日光を浴びていない部位にも症状が現れることがあり、日光を浴びてから24~72時間以内に発生することが多いです。
多形日光疹
光線過敏症の中でも不明点が多いものの1つで、日光を浴びた部位にかゆみのある赤みや発疹、水ぶくれのようなものができます。
原因は不明ですが、女性や日に当たる機会の少ない人にみられることが多いです。
通常は日光を浴びてから30分~数時間で発生し、数日から数週間以内に自然に消失します。
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