予防
円錐角膜は明確な発症メカニズムが解明されていませんが、目をこする習慣があると発症しやすくなるとの報告もあり、角膜に刺激を与えるような習慣を改善することが予防につながる可能性があります。
また、円錐角膜はアトピー性皮膚炎やダウン症候群などの病気に併発しやすいことも知られているため、これらの病気がある人は物の見え方に変化が生じたら早めに医師に相談しましょう。
角膜クロスリンキングは本邦ではまだ未承認ですが、アメリカではFDA*の承認を得ており、ヨーロッパではCEマーク*を取得しています。臨床研究でも予防に有効な成績が報告されており、今後の有効な予防法として期待されています。
*FDA:アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)の略称。医薬品や医療機器の安全性や有効性などの審査を行っている機関。
*CEマーク:欧州連合(EU)の安全性・健康・環境保護に関する基準を満たす製品に表示されるマーク。
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