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切迫性便失禁

最終更新日:
2020年08月12日
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2020/08/12
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検査・診断

症状などから切迫性便失禁が疑われるときは、次のような検査が行われます。

血液検査、便培養検査

感染性腸炎炎症性腸疾患など下痢を引き起こす病気が切迫性便失禁の原因と考えられる場合は、体内の炎症や貧血の程度などを調べるために血液検査が行われます。

また、感染性腸炎が強く疑われるときは、便の中に細菌などの微生物が含まれていないか調べる便培養検査を実施することもあります。

大腸内視鏡検査

下痢の原因として炎症性腸疾患などが疑われる場合は、大腸の中を詳しく調べるために大腸内視鏡検査が必要となります。

肛門内圧検査

肛門内に“圧力”を測定できるカテーテル(細い管)を挿入し、肛門括約筋の収縮力を測定する検査です。この検査で、肛門をできるだけ強く締めたときの肛門管内の圧力の上昇値(随意収縮圧増加値と呼ばれます)が低い(一般的には女性で100mmHg未満、男性で150mmHg未満 )と、切迫性便失禁の原因が外肛門括約筋機能低下であると考えられます。

直腸バルーン感覚検査

直腸内にバルーン(風船)を挿入して膨らませ、直腸の感覚を調べる検査です。バルーンに注入した空気の量で評価しますが、少しの量で強い便意を感じれば、異常に強い便意が生じやすい状態で直腸感覚過敏と診断します。

肛門管超音波検査

肛門に親指大程度の太さの円筒状の超音波検査機器を挿入して、肛門括約筋が損傷したり異常に薄くなったりしていないかなどを調べる検査です。

経腟分娩時肛門括約筋損傷では、肛門括約筋が断裂している状態や範囲が描出されます。外肛門括約筋が断裂していれば、切迫性便失禁の原因となります。

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