治療
原田病の治療は、ステロイドを用いた免疫抑制療法が主になります。病初期においては、自己免疫反応を強力に抑えることを目的に大量のステロイドを点滴で投与、炎症反応が抑制できた段階で減量し、その後は症状の改善状況を観察します。
ステロイド使用が長期化すると、不眠、興奮、易感染性、胃潰瘍、糖尿病の誘発、骨粗しょう症、大腿骨頭壊死など副作用が生じることがあるため、なるべく早く投薬を中止できるよう努力します。しかし、経過の過程で原田病の病勢が再燃することもあるため、ステロイド容量の調整には慎重な姿勢が求められます。
原田病の治療に関して長期的に良好な予後を得るためには、早期の段階から診断し、早期治療介入を行うことが大切です。
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