検査・診断
原田病では網膜剥離やぶどう膜炎、緑内障、白内障など、目に関連した症状を呈することが多いため、眼科的な検査が重要になります。一般的な眼科的な診察に加えて、蛍光眼底造影検査、光干渉断層計、エコー検査などを実施します。こうした眼科領域の検査のほか、聴力に関連する耳鼻科領域をはじめ各種分野の検査を実施します。
眼科領域の検査
蛍光眼底造影検査や光干渉断層計では、網膜剥離を観察することが可能なため、原田病の初期段階における微細な病変部位も検出することができます。
エコー検査では、脈絡膜と呼ばれる眼球の一部が分厚くなっていることを観察することができます。病期が進行すると、目に関連した変化はより明らかになり、たとえば眼底検査では夕焼け状眼底と呼ばれる特徴的な変化を見ます。
耳鼻科領域の検査
原田病では感音性難聴というタイプの難聴を呈します。難聴は患者さん自身が必ずしも自覚している症状ではないため、潜在的な難聴を起こしていないか確認します。
その他の検査(内科領域など)
原田病では髄膜炎を合併することもあるため、髄液を採集して内容物を検査する髄液検査HLA型を特定するため遺伝子検査などを実施します。
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