きょせいていこうせいぜんりつせんがん

去勢抵抗性前立腺がん

同義語
CRPC,castration-resistant prostate cancer

症状

前立腺がんの初期段階では自覚症状がなく、検診で異常を指摘されることも多くあります。ある程度腫瘍(しゅよう)が大きくなり局所で進行がみられると、主に排尿に関する症状が現れます。尿が出にくくなり、トイレに行く頻度が増え、ときには血尿や排尿時の痛みを伴うこともあります。

病気が進行し骨に転移した場合は、転移した箇所に痛みが生じます。転移した場所が脊椎(せきつい)であれば、脊髄(せきずい)への圧迫により手足のしびれや麻痺が起こることがあります。さらに、軽い衝撃でも骨折しやすくなる病的骨折の危険性も高まります。また、血液中のカルシウム値が上昇することで(高カルシウム血症)、強い倦怠感、吐き気、食欲不振、意識障害といった症状が現れることもあります。

去勢抵抗性前立腺がんの段階では、これまで有効だったホルモン治療が効かなくなり、一度抑えられていた症状が再び出現したり、新たに別の臓器へ転移することで別の症状が現れたりします。これらの症状は、それ以前の段階と比較してより強く出ることもあります。

また、転移性前立腺がんの状態では、骨への転移が起こりやすく、特に体の中心部にある脊椎、肋骨(ろっこつ)、骨盤、大腿骨(だいたいこつ)などが影響を受けやすいことが知られています。

最終更新日:
2025年04月10日
Icon close
2025/04/10
掲載しました。

「去勢抵抗性前立腺がん」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

実績のある医師をチェック

去勢抵抗性前立腺がん

Icon unfold more