検査・診断
患者が声のかすれを訴えたときは、鼻から細い内視鏡を挿入して声帯の状態を詳しく確認します。たとえば手術の後で症状が生じたときなど、反回神経麻痺の原因が分かっている場合は、続けて声の質を分析したり、息漏れの程度を計測したりします。
反回神経麻痺が初めて見つかり、その原因が明らかでない場合は、X線やCT、MRI、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)などの画像検査を行い、腫瘍性の病気がないか調べます。調べても異常が見当たらない場合はウイルス感染の可能性を考え、血液検査を行いますが、それでも原因が分からないこともあります。むせやすいなど、飲み込みの問題があるときは嚥下造影検査(バリウムを飲む検査)を実施します。
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