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こうくうあれるぎーしょうこうぐん

口腔アレルギー症候群

別名
OAS
最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

口腔アレルギー症候群とは、原因となる食べ物を口にしてから15分以内に、口の中や唇などが腫れたりかゆくなったりするアレルギー疾患を指します。

多くの場合は時間経過と共に症状がなくなりますが、アナフィラキシーショックと呼ばれる重篤な症状につながることもあります。

口腔アレルギー症候群は、花粉症を抱える方に多いことも特徴のひとつです。また、インターネット上ではOAS(oral allergy syndrome)と検索されていることも多いようです。

 

原因

口腔アレルギー症候群の原因となる食べ物として、りんご、さくらんぼ、桃、なしなどの果物を挙げることができます。

これらの果物は、シラカバと似た構造をもつたんぱく質を含んでいます。そのため、シラカバを中心として花粉症を発症している方に口腔アレルギー症候群が合併することが多いとされています。

また、口腔アレルギー症候群は、Ⅰ型アレルギー反応と呼ばれるタイプのアレルギーに含まれます。このアレルギーの特徴として、原因となる食物と接触してから短い時間(数分〜10分程度)でアレルギー反応が引き起こされることが挙げられます。

 

症状

口腔アレルギー症候群では、原因となる食物と接触してから、15分以内に症状が現れます。具体的には、唇や口の中、のどなどの粘膜において、かゆみやしびれ、腫れなどの症状が現れます。粘膜に水ぶくれが生じることもあります。

多くの場合は、自然に症状が消失しますが、食べ物が接触した粘膜に限局せず、それ以上に広がることもあります。

たとえば、ぜーぜーとした息苦しい呼吸、のどがつまるような息苦しさなどの呼吸器症状、じんましんに伴うかゆみ、鼻水、下痢や腹痛などの消化器症状です。

重篤な場合には、アナフィラキシーショックと呼ばれる状態に陥ることになり、血圧低下から意識消失に至ることもあります。

検査・診断

診断では、アレルギー症状が現れた状況を詳細に確認することが重要です。

原因となる食物を特定するためには、実際に何を摂取したのかを確認することが必要不可欠となります。また、花粉症を合併することも多いため、花粉症がないかどうかを確認することも大切です。

上記のような問診と合わせて、prick-to-prick testと呼ばれる検査が行われることもあります。この検査では、原因となりうる新鮮な食物を針で刺し、その針で皮膚をさらにさすことで皮膚に変化が生じるかどうかを確認します。

そのほかにも、血液検査による特異的IgE抗体の測定や、実際に原因と考えられる食べ物を摂取して、症状が出現するか確認することもあります。

治療

口腔アレルギー症候群では、原因となる食物の摂取を避けることが重要です。

ただし、原因となる食物でも、加熱処理をすることでアレルギー反応が生じにくくなることもあります。そのため、調理方法に工夫を加えることも対応策のひとつとして挙げることができます。また、抗ヒスタミン薬などを使用して対応することもあります。

アナフィラキシーショックという重篤なアレルギー症状が現れた場合には、急速に状態が悪化する危険性もあるため、早急に医療機関を受診することが求められます。

 

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