症状
唾液分泌量が減少すると、口腔の中の粘膜が乾燥したり粘性が増加したりするほか、泡の多い唾液や糸を引く唾液が増えるといった症状が現れます。口腔乾燥症(ドライマウス)は発語や嚥下運動といった口腔の動きを妨げるだけでなく、唾液分泌量の減少により口腔中の細菌や汚れが洗い流されず口腔衛生状況の悪化を招きます。そのためまざまな口腔疾患や口臭の原因にもなります。
口腔乾燥症の自覚症状は、口渇感、咀嚼障害、味覚異常などです。口腔乾燥症の方の口腔内を観察すると、う蝕(虫歯)、歯周病の進行、義歯の汚染、口腔粘膜の発赤、舌乳頭の萎縮、口内炎などを確認することもあります。
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