治療

禁煙を目指しているものの自力で喫煙できない場合は禁煙治療を受けることが可能です。

2006年からはニコチンを体内に補給して離脱症状などを抑えるニコチンガムやニコチンパッチ、脳のニコチン受容体に作用して離脱症状や喫煙時の高揚感を抑えるバレニクリンと呼ばれる禁煙補助薬の使用が保険適用となっています。

ただし、保険適用となるには以下が条件となります。

  • ニコチン依存症に係るスクリーニングテストでニコチン依存症と診断された
  • 35歳以上でブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上、または34歳以下の喫煙者
  • 直ちに喫煙することを希望している
  • 禁煙治療のための標準手順書に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることに文書で同意している

また、2020年には喫煙治療の補助を行うアプリが開発されて保険適用となっています。このアプリはスマートフォンで利用でき、吐いた息の中の一酸化炭素を計測する機器を利用して毎日の喫煙状況を記録し、喫煙欲求が高まったときなどは担当医からアプリのチャットなどでアドバイスを得ることが可能です。そのため、孤独になりがちな禁煙治療の成功率を高めるとされています。

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する

「喫煙」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

実績のある医師をチェック

喫煙

Icon unfold more