こうさんきゅうせいびふくびくうえん

好酸球性鼻副鼻腔炎

同義語
好酸球性副鼻腔炎

治療

好酸球性鼻副鼻腔炎の治療としては、第一に内視鏡を用いた手術治療が行われます。鼻腔の鼻茸を除去し、その奥の副鼻腔の病変をできるだけ取り除きます。鼻腔、副鼻腔は脳や目といった重要臓器と隣接しており手術には専門的な技術が必要になります。

一部の患者さんでは手術を行っても、アレルギー炎症がコントロールできずに鼻茸や嗅覚異常が再発し治療が困難な場合があります。術後の再発を含めて好酸球性鼻副鼻腔炎に対してはステロイド薬の内服が効果的ですが、副作用が問題になるので、特に長期間の内服は避ける必要があります。

ステロイド薬の長期投与が避けられない場合や手術による治療が困難な場合には、鼻腔、副鼻腔のアレルギー炎症をピンポイントで抑制する生物学的製剤(抗IL-4/IL-13受容体抗体、抗IL-5抗体)の注射による治療を行うことがあります。生物学的製剤は現在も開発が進められており今後、好酸球性鼻副鼻腔炎に使える薬剤も増えてきます。病気の原因を詳しく調べ適切な治療法を選択することが重要です。

最終更新日:
2025年08月20日
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2025/08/20
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