こうさんきゅうせいびふくびくうえん

好酸球性鼻副鼻腔炎

同義語
好酸球性副鼻腔炎

症状

好酸球性鼻副鼻腔炎を発症すると両方の鼻の中に多数の鼻茸ができて、粘性の高い鼻水がたくさん出るようになります。その結果、鼻づまりと嗅覚障害を引き起こします。また、鼻づまりによって口呼吸になりやすいため、頭がぼーっとしたり、喉の乾燥や痛みが生じたりすることもあります。好酸球性鼻副鼻腔炎は気管支喘息を併発することも多く、鼻の状態の悪化が喘息発作を誘発するケースも少なくありません。

また、好酸球性鼻副鼻腔炎は鼻だけでなく鼓膜の奥にある中耳という部位にも好酸球によるアレルギー炎症を起こすことで中耳炎(好酸球性中耳炎)を併発しやすく、粘性の高い難治性の耳垂れや難聴などの症状が現れて聴力低下の後遺症が残ることもあります。

なお、好酸球性鼻副鼻腔炎は、風邪など上気道炎によって鼻の粘膜にウイルス感染が生じた場合に急激に悪化しやすいことも知られています。

最終更新日:
2025年08月20日
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2025/08/20
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