検査・診断
学習障害は画像検査や血液検査などで診断を確定できません。また、学習不振は学習障害以外で生じることもあるため、診断する際にはそれらとの鑑別に必要な検査も行わなければなりません。具体的には次のような検査が行われます。
心理検査
心理士や医師と面談、テストを行って心理的特徴、知的能力、発達の偏りや遅れの有無などを調べる検査です。学習障害はほかの発達障害を併発するケースも多いため、これらの検査の結果を基に慎重に診断します。
書字、読字、計算などの検査
読み書きや計算などのうち、どの分野の学習に障害があるのかを調べる目的で、書字・読字・計算などの検査を行うのが一般的です。
画像検査
脳腫瘍など脳の病気が原因となって学習能力の異常が見られることがあるため、CTやMRIによる画像検査によって脳の病気の有無を調べます。
身体機能検査
学業不振は、視覚や聴覚の異常によって引き起こされることがあるので、身体的な機能の異常の有無を調べるための一般的な視力検査、聴力検査などを行うことがあります。
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