症状
尿管結石では、腎臓で発生した結石が尿管へ移動し、尿の通り道を塞いでしまうことにより、腰や背中、脇腹、下腹部などに激しい痛みが生じることがあります。このような痛みの発作を“疝痛発作”といいます。疝痛発作は朝方や就寝中に起こりやすく、痛みとともに吐き気や嘔吐を伴う方もいます。そのほか、結石が尿管の粘膜と擦れることによって、血尿が生じることもあります。
結石が尿管から膀胱へ落ちていく過程で疝痛発作は生じなくなり、その代わりに下腹部の痛みや頻尿・残尿感が現れることがあります。結石が完全に膀胱に落ちると、これらの症状も消失することが一般的です。
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