種類
帝王切開には、予定帝王切開と緊急帝王切開の2種類があります。
予定帝王切開
予定帝王切開とは、事前の検査などで経腟分娩に危険が伴うことが分かっている場合に、あらかじめ日時を決めて行うことです。出産予定日から1~2週間前を目安に設定し、陣痛が来る前に行われます。
多くは38週前後で行われますが、39週の方が出生後に赤ちゃんが呼吸障害を起こすリスクが低いことが報告されています。
予定帝王切開が計画される理由の代表的なものとしては、帝王切開や子宮の手術の経験、逆子、多胎妊娠(2人以上を同時に妊娠すること)、前置胎盤(胎盤が子宮の出口をふさいでいること)、母親の合併症などがあります。
緊急帝王切開
緊急帝王切開は、妊娠中や経腟分娩の進行中に母体や赤ちゃんに何らかの問題が起こり、急遽行われる帝王切開のことです。
具体的な場面としては、分娩中に胎児の心拍が低下した場合や、分娩がなかなか進まない場合、母児に危険が迫っていると判断された場合に行われます。また、予定帝王切開を計画していた方で、手術予定日よりも前に陣痛が来た場合も緊急帝王切開を行います。
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