ていおうせっかい

帝王切開

最終更新日:
2025年01月24日
Icon close
2025/01/24
掲載しました。
この病気の情報を受け取るこの病気は登録中です

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

医師の方へ

合併症

帝王切開では合併症が起こることもあります。分娩時の大量出血のほか、主に以下の合併症が挙げられます。

血栓塞栓症

血管内で小さな血の塊(血栓)ができる病気です。血栓がはがれて肺に到達し、肺塞栓症(はいそくせんしょう)と呼ばれる重篤な状態に陥ることがあります。妊娠中は普段よりも血流が滞りやすいことに加え、血を止める働きを持つ血液凝固因子が増加しているため血栓ができやすくなります。また、先天的に血液が固まりやすい特徴がある方は、さらにリスクが高くなります。

血栓塞栓症の治療としては抗凝固薬が使用されます。術後は血栓塞栓症を予防するため、弾性ストッキングや加圧ポンプの使用のほか、理学療法士による介入が行われます。術後はなるべく早くベッドから立ち上がって積極的に動くことを心がけましょう。

術後腹腔内癒着(じゅつごふくくうないゆちゃく)

帝王切開を含め、手術を行った後は組織同士がくっつき、癒着と呼ばれる症状がみられることがあります。癒着がみられた場合、下腹部の痛みや違和感、腸閉塞(ちょうへいそく)不妊症などの症状がみられることがあります。帝王切開後の癒着の場合は、次回の帝王切開時に手術操作が難しくなるリスクもあります。これらを予防するために、術中に癒着防止剤を用いて癒着を起こさないような処置がされます。

帝王切開瘢痕症候群(ていおうせっかいはんこんしょうこうぐん)

帝王切開によって子宮に傷(瘢痕)が残り、過多月経不正性器出血などの症状を引き起こし、不妊症の原因になることもあります。

帝王切開瘢痕症候群の治療としては、子宮鏡や超音波検査、MRIで子宮の状態を確認し、状態に応じて手術を行うほか、ホルモン治療を行うこともあります。

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する

この記事は参考になりましたか?

この記事や、メディカルノートのサイトについてご意見があればお書きください。今後の記事作りの参考にさせていただきます。

なお、こちらで頂いたご意見への返信はおこなっておりません。医療相談をご要望の方はこちらからどうぞ。

「帝王切開」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

メディカルノートをアプリで使おう

iPhone版

App Storeからダウンロード"
Qr iphone

Android版

Google PLayで手に入れよう
Qr android
Img app