検査・診断
診断は、心電図検査で行われます。心室細動では、心臓が正常に収縮している際にみられるような電気活動を確認することができません。
また、心室細動を引き起こしうる基礎疾患を検索する目的の検査が行われることがあります。たとえば、肥大型心筋症や拡張型心筋症と呼ばれるような病気であれば、心臓の超音波検査によって、構造的な異常を確認することができます。
そのほか、心臓の電気活動の異常であるQT延長症候群やBrugada症候群は、心室細動を起こしていないときや無症状のときでも心電図検査にて病気を疑う特徴を認めることがあります。そのため、学校や職場での健康診断で心電図異常として指摘を受けることがあります。QT延長症候群では、心臓が収縮した際の電気活動の後から次の収縮までの準備段階であるQT時間が正常よりも長いことが確認されます。Brugada症候群においては、心電図にてSTと呼ばれる部分が正常と比べて上昇していることも指摘されます。
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