しんしつさいどう

心室細動

最終更新日:
2025年04月14日
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2025/04/14
更新しました
2017/04/25
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治療

心室細動は命に関わる危険な不整脈であり、発生時には迅速な治療(心肺蘇生)が必要です。治療後も再発のリスクが高いため、再発予防に向けた治療が行われます。

心室細動発生時

心室細動が発生した場合、最も重要なのは迅速なCPRと早期の除細動です。直ちに胸骨圧迫を開始し、胸を強く、速く、絶え間なく圧迫します。可能であれば人工呼吸を併用しますが、人工呼吸が困難な場合は胸骨圧迫のみでも実施することが推奨されます。

心肺蘇生と並行して、できるだけ早くAEDを使用し、電気ショックを行うことが最も重要です。AEDは心室細動の救命に非常に効果的であり、使用開始までの時間が早いほど生存率が向上します。心室細動の患者では、胸骨圧迫とAEDの迅速な使用が生存の鍵となるため、周囲の方々が適切な処置を速やかに行うことが命を救ううえで重要となります。

心室細動の再発予防

心室細動は、再発時に命の危険が非常に高い不整脈です。そのため、心室細動から回復した患者に対しては、今後の再発を防ぐための適切なフォローアップと管理が極めて重要です。

特に、心室細動の原因が一時的なもの(可逆的な原因)ではない場合、ICDの装着が推奨されます。ICDは心臓のリズムを常に監視し、危険な不整脈が発生すると自動的に電気ショックを与えて正常なリズムに戻す装置です。この装置は突然の心停止を防ぐことができるため、心室細動の再発リスクがある患者にとって非常に重要な治療手段となります。

加えて、抗不整脈薬が補助的に使用されることもあります。これらの薬剤は心室細動の発生頻度を減らすことを目的に処方され、患者の病状や原因に応じて選択されます。

さらに、心室細動の原因となる病気(心筋梗塞心筋症、電解質異常など)がある場合は、その治療を適切に行うことが再発予防に重要です。定期的な診察や検査を受け、心臓の状態を管理することが、突然死のリスクを減らすために欠かせません。

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