原因
心室細動を起こす原因のひとつとして、心筋梗塞を挙げることができます。心筋梗塞では心臓に対しての血液供給を行う冠状動脈と呼ばれる血管が閉塞しており、心臓に対しての栄養・酸素供給が不十分になってしまいます。その結果、心臓が正常にはたらくことができなくなり、心室細動を発症するようになります。
そのほか、心筋症と呼ばれる病気も心室細動の原因になりえます。また、QT延長症候群やBrugada症候群と呼ばれる疾患も心室細動を引き起こす可能性があります。これらの疾患は、画像検査などで心臓を確認しても異常を指摘できないのですが、心臓の電気運動を司るタンパク質に異常があります。また、突然死を起こしたことのあるご家族がいるかどうか、家族歴を確認することも大切です。
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