治療
急性精巣上体炎は主に細菌感染により発症するため、治療では抗菌薬が用いられます。
軽症の場合は抗菌薬の内服によって治療が行われますが、重症の場合は入院し点滴にて投与されることもあります。細菌培養検査を行い、細菌の種類が分かればその菌に効果のある抗菌薬に切り替えます。抗菌薬による治療に加えて消炎鎮痛薬を用いたり、炎症を起こしている陰嚢を冷やしたり安静を保ったりすることも重要です。
精巣上体炎は、一般的にこれら抗菌薬の使用などにより改善しますが、適切な治療を受けずに炎症が慢性化すると陰嚢に膿がたまることがあります。この場合、膿を排出するために陰嚢を切開したり、精巣上体を摘出したりしなければならないケースもあります。
医師の方へ
「急性精巣上体炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします