原因
急性扁桃炎は、喉の奥にある口蓋扁桃に細菌やウイルスが感染することによって起こります。原因菌にはレンサ球菌(A群β溶連菌)、ブドウ球菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌などがあり、EBウイルスや単純ヘルペスウイルスなどのウイルス感染で扁桃炎が起こることもあります。
慢性扁桃炎は種類によって発症の特徴が異なり、慢性単純性扁桃炎は急性扁桃炎から移行する場合と、喫煙や飲酒などの扁桃への刺激が原因となって起こる場合があります。習慣性扁桃炎は急性扁桃炎を繰り返す状態のことで、扁桃陰窩深部と呼ばれる部位に炎症巣ができることによって急性扁桃炎を繰り返すようになります。扁桃病巣感染症は扁桃が病巣となって腎臓や皮膚などの離れた部位に症状を引き起こす病気で、扁桃に感染した細菌が全身に回ることで発症します。
医師の方へ
「扁桃炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします