症状
手根管症候群では、正中神経がつかさどっている小指以外の指先にジンジンするようなしびれを感じ、特に中指の先によくしびれが現れます。就寝中、手根管の内側で腱の膜にむくみが生じて明け方に痛みが発生することが特徴です。
正中神経は筋肉を動かす命令も出しているため、手根管症候群が進行すると、物を掴んだりつまんだりする親指とほかの指を向かい合わせにする動作(対立運動)が難しくなります。
対立運動は動作としては小さな運動ですが、ボタンをかける、お札を掴むなど日常動作でなくてはならない動作です。そのため、対立運動が障害を受けることは日常生活における大きな障害となります。
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