しゅこんかんしょうこうぐん

手根管症候群

最終更新日:
2020年11月17日
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2020/11/17
更新しました
2017/04/25
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原因

手根管症候群は、正中神経が圧迫されることで手のひらの感覚や運動が障害されます。手のひらの付け根には、手首の骨と靱帯(じんたい)に囲まれた手根管というトンネルがあり、この中を複数の腱や正中神経などが通っています。この正中神経は親指から薬指の親指側にかけての感覚や、親指の動きなどをつかさどる神経です。

正中神経が圧迫される原因には、手首の曲げ伸ばしを繰り返し、手首に負担のかかるような動作をすることで、手根管の中を通る腱を覆う膜などが炎症を起こし腫れることがあります。

また、手首の運動とは関係なく手根管が狭くなり、手根管症候群を発症することがあります。たとえば、透析(人工的に血液の浄化を行うこと)を長期間受けている人は、体内にアミロイドと呼ばれる物質が蓄積します。このアミロイドが手根管に沈着すると正中神経が圧迫され、手根管症候群を発症することがあります。

関節リウマチなどの炎症性疾患では、炎症で腫れた滑膜(かつまく)により正中神経が圧迫されます。さらに、手根管が狭くなくても正中神経そのものが障害を受けることで手根管症候群を発症することがあります。この原因として代表的なものは糖尿病です。そのほか、妊娠甲状腺疾患なども原因であると考えられます。

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