症状
手のひらや足のうらの皮膚が分厚くなるといった症状がみられます。皮膚が分厚くなる様相は病気によってさまざまであり、一部分だけが分厚くなるものがある一方、皮膚全体が均質に分厚くなるものもあります。手足のにおい、カビの繁殖などもみられることがあります。
さらに皮膚症状が出てくる時期もさまざまであり、生後間もなくから皮膚変化がみられるものがあれば、更年期以降に現れるものもあります。また、たとえば長島型掌蹠角化症では、手を水に付けることで皮膚の一部が白く色が変化します。
皮膚症状以外に、掌蹠角化症の原因によっては別の症状がみられることも知られています。たとえば、歯周病を発症しやすいタイプ、耳の聴こえに影響があるタイプ、心筋症からの突然死のリスクを伴うタイプ、内臓にがんを合併するタイプ(たとえば食道がん)など、さまざまなものが知られています。
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